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【怪談】山小屋の釘で打ちつけられたドア/HN:ドクロン2014

山小屋の釘で打ちつけられたドア/HN:ドクロン2014


Kは一時期山小屋の管理を任されたことがある。その小屋にはめちゃくちゃに釘で打ちつけられたドアがある。

そこは宿泊も出来る結構設備の整った小屋で、Uという男から管理を任されたんだが、そのドアは絶対に開けないこと、何があっても確かめようなんて気は起こさないことという注意を再三された。

Kは何人かの山好きな友人に小屋を貸すことにした。Uにはもちろんことわった。

その日は仲間のひとりがちょうど誕生日だったのでちょっとした誕生日会を開いた。ケーキの蝋燭を消しハッピーバースデーの歌を歌ったその時。

「ガン!ゴロゴロドンッ!ゴキ」

階段を転がり落ちドアにぶつかるそんな音がした。おまけに何かが折れるような音もした。

みんなが目を向けたのはあの釘でめちゃくちゃに打ちつけられたドアだ。

それ以降はもうそんな音はしなかったがさすがにそんなところでは眠れない。一睡もせずに夜を明かした。

Uにそのことを言うと

「ああ、でも大丈夫だったろ。音がするだけ。それだけだから。ドアを開けなければ何も問題ない」

気になったのは「ドアを開けなければ」というUの言葉だった。Uはもしかしたらドアを打ちつける以前に何かがあったからドアを封鎖したのかもしれない。

果たして何があったのか。それは知らない。

ただ、そのあともその小屋を利用する人間は何人かいたが、Uは小屋を利用する前に利用客に必ず言う。

「絶対にドアは開けない。そして、何があろうと確かめようなんて気は起こさない」



(追記)

その二年後、小屋は火事で焼けてしまいなくなってしまった。

KがUにその小屋で何があったのかを聞くと、色々と言うだけで何も教えてはくれなかったらしい。
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