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【怖い話】HIN十/HN:オリ

HIN十/HN:オリ


初めて投稿します。これは自分が中学生の頃の話です。

自分が通っていた学校の裏には神社があって、部活の無い日などは友人達とたわいもない話しをする溜まり場になっていました。

その日は、もうすぐ夏休みに入る前の土曜日。午前中で学校が終わり、いつものように友人達と3人で神社に行き学校での話や好きなマンガの話をしている最中、友人の一人が神社内にある木のふもとの土が妙に盛り上がっているのに気がつきました。

近くにあった竹の棒で土を掘ると、中からクシャクシャになった紙が出てきました。それを見たときそこにいた皆が、誰かが学校のテストの結果が悪くて答案用紙を家に持ち帰れず、隠蔽しようとそこに埋めていったのだと思っていました。

紙を広げてみると、予想は外れ、一枚の便箋用紙。紙には寄せ書きのようにたくさんの名前が書いてあり、紙の中央に「HIN十」と汚い赤い字がボールペンで記されていました。名前も字が汚く、よく読めませんでしたが、知っている名前はありません。

これは何だと話し合ううち、友人の一人が「HIN十」は「ヒント」のことではないかと言い出しました。人の名前は暗号かなにかではないかと。

そこから3人で色々名前を見ながら考えましたが、一向に分かりません。とりあえず、ひょっとしたら違うところにも紙があるのではと、付近を散策すると同じように土が掘り返されたあとがありました。

3人で急いで土をどけましたよ。気分はドラクエの謎解きでもしているような感じ。早く謎の答えを知りたい。

中にはまた同じ便箋用紙が丸まっていました。その便箋用紙は数枚重ねで中には何か包まれており、手に持って開いた瞬間、その中のものがボトボトと落ちました。

それはハサミでバラバラにされたキン消し、安全ピンで串刺しにされた虫でした。それがいくつもいくつも。

「うあっ!何だこりゃ」

持っていた紙を放り投げました。一気に背筋に冷たいものが走り、友人達も後ずさり。

少し落ち着いてから、その紙を木の枝で開いて見てみると、そこにも文字が書いてありました。ただその文字を見てようやく「HIN十」の意味がわかりました。

Hの方から縦読みで「キライ」って書いてあったんですね。字が汚くて読めなかったんです。

バラバラにされたキン消しは、テリーマンで、赤いボールペンで目がくり抜いてありました。いじめられたか何かで、よほど恨みを持っていた子のささいな復讐だったのかもしれません。


一枚目の紙に書いてある名前には、後で分かったのですが自分の学年ではない先生の名前もありました。

その先生、自分が中学を卒業するぐらいのときに運転中、突然の脳溢血で死んじゃったんですよ。紙を見つけてから1年以上経過していたんで関係はないと思いますが。

ただ、亡くなったとき目がかっぴらいて真っ赤になってたらしく、それとあの目が赤いペンでくり抜かれたテリーマンとダブっちゃうんですよね。
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コメント

[3501]
うっかり、作品について触れなかった;

内容、とても面白く読みました。
こうゆう暗号っぽい話は好みです。

多分、キンケシを埋めた子は、相手を呪い殺そうとまでは思ってなかったのかもしれませんね。

亡くなった先生、テリーマンに似ていたのかが気になります。
[3492] わかる
私も中学生の時、数人の男子から、ひどいイジメにあっていましたから。「ガイジン」とか「天パ」とか言って、ある日、机の中の教科書と友人に貸す約束の漫画と小説がズタズタにされており、更に机の上にカッターが刺されていた時は2週間くらい登校拒否になりました。先公は守ってくれない。私、わりと勉強のできるおとなしいタイプだったのに。あの時その呪いを知っていれば。まあ、20年以上も経てば時効ですが。



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