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【怪談】山小屋の老婆

山小屋の老婆


255 本当にあった怖い名無し 2006/04/14(金) 20:54:24 ID:eQz3lPJF0

記憶ウロ覚えでスマソが、昔聞いた話を書かせて貰います。


ある男が、仕事に成功して物凄く儲けた。莫大な金を手に入れ、気分もハイテンションだった。だがバブル崩壊の時期が訪れてしまい、一気に男は貧乏になってしまった。

家でちゃんとした生活をする余裕もなく、仕事もリストラされ、車や家具はほとんど売り払った。しかし暫くすると、食いつないでいく食料もなにもかもなくなった。おまけに多額の借金まで背負った。

もう生きる気力を無くし、男は自殺するため山を登った。夕暮れ。カラスの鳴き声が響き渡り、午前は空気が清々しく光の差し込む山も、暗く鬱蒼とした雰囲気に包まれ光は一切遮断された。

自殺するために来た男だったが、時間が経つにつれ恐怖心が生まれてきた。いや、死ぬんだ!!と思うも、やはりすぐに恐怖心に掻き消されてしまう。とうとう、男は自殺という考えを消した。そして生き延びるため、人を探し始める。

だが自分が今どの位置に居るかも分からず、途方に暮れていると一軒の小屋を見つけた。相当古いものなのか、かなり年季がはいっていた。男は一目散に小屋へ駆け寄った。

「すいません!!」

中には老婆が居た。痩せこけており、けれど優しく男を迎えた。

「泊まっていくがいいぞぇ」

男は老婆に感謝した。床を与えてもらい、男は眠りについた...

男は明け方、目が覚めた。何やら囲炉裏の方で紙の擦れる音がするのだ。

「(なんだ?婆さんか?)」

疑問を抱きながら、そっとボロイ扉の隙間から様子を伺う。すると老婆が、不気味な笑顔を貼り付けながら何十枚もあるお札を数えていた。

「(かっ‥金だ!!)」

男の視線はお札に釘付けになり、ふとよからぬ考えが頭を過ぎる。あれだけあれば、十分に生活が出来る‥‥問答を繰り返し、結局は1つの答えに男は行き着いてしまった。

「!?あっ、あぁお前さんかい。早いねぇ」

慌ててお金を隠そうとする老婆を押さえつけ、手のうちのお札をもぎ取る。抵抗する老婆を殺し、お金を全て回収すると急いで山を下った。幸い外は明るい為、道に迷うことは無かった。



それから何年かした後。男はまた、借金を背負い、生きていけなくなってしまった。途方にくれ、再びあの山に登った。自殺するために‥

しかし、また恐怖が男を襲った。怖い。男は、生きることを決意した。生きるため、山をさまよった。人を探しながら。

すると、小屋を見つけた。男は喜んで駆け寄り、扉を開ける。

「すいません!!誰か居ませんか!?」

男が部屋を見渡す。真ん中の辺りに、ごろりと何かが寝転がっていた。「?」不思議に思い近づく。それは、人のようだった。

「あのー?何かあったんですか?」

寝てるのか、ピクリとも動かない。気付けば、腐ったような臭いがしてきた。

「え‥?」

奇妙に思い始め、後ずさる‥‥が。転がっていたソレが、男の足を掴む。

「ひっ」

どろりと腐肉とともに流れ落ちる白髪を引きずりながら、ソレは男に言い放つ。

「お前が殺したんだろう!!!!!!」



出典:http://toro.2ch.net/occult/
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コメント

[2820]
学習しない馬鹿な杜子春を思いだしましたwww
[2807] 三枚のお札
現代版?100枚のお札。こうして書くと「おさつ」と「おふだ」同じ字だ。

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