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思い出した?①/HN:すぐる

思い出した?①/HN:すぐる


俺は22歳のフリーターだ。小さい頃に父親を事故でなくしており、母さんと二人暮らし。母さんとはすごく仲良しである。

最近まで俺はろくに働きもせず、母さんが何個もパートをかけもちし、身体を壊してしまった。しかも母さんはドジなのか身体中にあちこちアザができている。

そのおかげというのも言い方が悪いが、俺も反省し心を入れかえる事ができ、頑張って働いている。

「母さん、もう迷惑はかけないしこれからは俺が養っていくから」と言うと母親は泣いて喜んでくれた。

バイトが終わりいつものようにA、B、C子と俺の部屋で酒を飲んでいると

俺「○△神社にこれからみんなで肝試しにいこう!」

B「よっしゃ!○△神社に肝試しだ!」

A「いいねー!みんな行くぞー」

酔ってたこともあり、みんなで原付きに乗って(飲酒運転だがw)○△神社に行くことになった。

○△神社とは地元では有名な心霊スポットで、本堂の脇にある小屋に深夜訪れると霊が出るという噂だ。

時間は夜中の一時、原付き三台で飛ばして神社がある山のふもとに到着した。神社は少し山の中にあるのでほぼ真っ暗である。懐中電灯とわずかな月明かりで神社へ向かう。

B「C子ビビってるんじゃない?笑」

C子「全然怖くないもんねー」

A「怖かったら俺の手繋いできてもいいぞ!」

C子「Aこそ怖くなったらBか俺君とバグしとき 笑」

くだらない話で盛り上がっていたためか恐怖感は全くなかった。

そして神社へ到着した。例の小屋はボロボロであり、辺りは静寂に包まれていた。

A「よし入るか」

そういってAが小屋の扉をあけた。真っ暗でなにも見えない。懐中電灯を照らし中へ入った。

A「なにも出ないな」

俺「拍子抜けだな。写真でも取ってなにか写るのを期待しようか」

各々スマホやデジカメで小屋の中の写真を撮った。

B「このまま帰るのもあれだし、神社全体を探索して心霊写真撮ろうぜー」

俺「心霊写真撮れたやつ一万円賭けようか!」

C子「心霊写真撮れた人が勝ちね♪」

B「っしゃあ燃えてきたー!」

てなかんじで各自バラバラに行動して、20分後に神社の境内に集合ということになった。

本堂の中、小屋の周り、賽銭箱など写真を撮りまくった。そんなこんなで約束の時間に俺は境内に戻った。

が、Bの姿がない。

俺「あれ?Bは?」

A「あいつお金欲しさに時間延長して写真撮ってんだろ 笑」

しかしそれから10分経ってもBが帰ってこない。

俺「まさか霊に…」

A「バカいえ!おらみんなで探すぞ!」

そういって手分けして神社の中を探したがBは見つからなかった。三人で話し合った結果先に山のふもとに戻ったんだろうということになった。

C子「もしふもとにいなかったらやばくない?」

A「絶対いるって!大丈夫!」

まるでそう自分に言い聞かせているみたいだった。みんな徐々に焦燥感と恐怖感が出てくる。

もう少しで山のふもとというぐらいまで来たとき、

俺「お、おい、あれはなんだ!?」

15メートル先の木の影に布のような黒い影がゆらゆら揺れていた。もう少し近づいてよく見てみる。するとその瞬間その木から何かが飛び出してきた。

B「お前らを呪い殺してやるー!!!」

C子「きゃっ」俺「うわっ」

B「はっはっは、ビビってやがるー 笑」

A「お前脅かすなよ!」

B「いやいや霊が出てこなかったから脅かしてやろうと思って」

俺「ちょっとチビったじゃないか!」

C子「もう俺君きたなーい 笑」

Bのおかげで無駄にビビったが何より無事でよかった。そして俺達は山のふもとにつき原付きに乗って帰った。

原付きで帰っている途中、コンタクトレンズがずれてきた。目が痛いし原付きを止めてちょっと目薬した。A、B達は先に行ってしまっているので、追い付こうと少し飛ばした。

交差点に差し掛かったとき、交差点からものすごいスピードを出したトラックが突っ込んできた。とっさにかわそうとしたが、間に合わず、俺の原付きにぶつかった。

その後の記憶はない。


目が覚めると俺は病院のベッドにいた。頭が痛い。どうやら頭を打ったようだ。ナースを呼び状況を聞くと、どうやら俺は一ヶ月近く寝たきりだったらしい。

トラックの運転手は飲酒運転で信号無視をしたとのこと。トラックは原付きとぶつかった後電柱に激突しその運転手は即死。俺は頭を打ったため、記憶障害が起こる可能性があると言われた。

俺はあまり実感がわかずとりあえず生きててよかったとポジティブに考えた。

しばらくしてA、B、C子がお見舞いに来てくれた。

B「大丈夫か!?」

A「お前は無事で本当によかった」

C子「ほんと心配したよー!」

みんな泣いて喜んでくれた。しかし少しA、Bの表情は曇っていた。

俺「おい浮かない顔してどうした?」

A「ナースからその…聞いたか?」

(記憶障害のことかな?)

俺「ああ、あまり実感わかないがもう平気だよ」

A「そうか、それならよかった」

C子「退院したらみんなでまた遊ぼう!」

俺「いいねー!」

B「え?」

俺「いや俺が退院したらみんなでパーッと遊ぼう!」

B「あ、ああ!前と同じように…とはいかないがぱーっと遊ぼう」

俺「B気にしすぎだって。人生ポジティブにいかないとな 笑」

A「気にするにきまってんだろが!!!」

Aが急に怒り出した。

B「まぁA落ち着け!俺らも辛いが、一番辛いのは俺君だろ?」

A「そうだな…すまん」

俺「とりあえず俺は本当に大丈夫だから気にするな!そろそろ面会時間が終わるらしいし、またお見舞いきてくれ」

A「おう、じゃあまたな」

そうして三人は帰っていった。俺の記憶障害ってそんなにひどいのか?あのAの怒りようから察して俺は心配になってきた。

次の日医者に詳しい病状を聞いた。医者が言うには過去の一部やこれからの記憶がほんの一部欠落するかもしれないということだけで、日常生活に支障はないということだった。

A達が心配しすぎってことが分かって俺は少しほっとした。


退院まで2週間に迫ったとき、B一人がお見舞いにきた。他愛もない話や、この一ヶ月の間に起こったニュースなど話していると

B「肝試しのとき俺が調子にのって隠れて驚かせずに、すぐ帰ってたらこんなことにはならなかったよな。マジでごめん」

俺「俺はピンピンしてるしほんと大丈夫だって。じゃあ今度飯でも奢れよー 笑」

B「ああ、任せろ!話変わるが最近誰かにつけられてる気がする」

俺「Bイケメンだから女の子のファンとかだろ」

B「いやそうだといいが、夜中に軽くコンビニ行くときも必ず視線を感じるんだよ…」

俺「まぁ大丈夫だろ気のせいだって 笑」

Bは不安そうであったが俺がなんとか励まし少し元気になったような気がした。


そして2週間が経ち俺が退院したその日、そのまま退院祝いということでA、B、C子と俺の四人で居酒屋に飲みにいった。

B「よし今日は楽しもう」

A「そだなB!俺君も退院できたことだし久しぶりに今日は飲もうぜ!とりあえずみんなビールでいいよな!」

俺「店員さーん!ビールで!」

俺は酒に弱いが今日は飲みまくろう。

店員「お待たせしました」

ビールが3つ運ばれてきた。

俺「1つ足りないじゃん笑、店員さんビールあと1つ」

A「俺君今日は飲みまくろうな!乾杯しようか!」

俺「ビール4つ揃うまで乾杯は待とうぜ 笑」

C子「もーAは空気読めないんだからー!」

A「え?あっそういうことか!ごめん」

そしてみんなビールが揃ったところで

一同「乾杯ー!!」とグラスをガチャンと合わせる。俺が入院する前と変わらないいつものメンバー。そしていつもの楽しくてくだらない会話を交わす。

C子「それはそうとBもそろそろ彼女できたー?」

B「」

俺「??おいB!何無視してるんだよ 笑」

B「あっごめん!聞いてなかった」

俺「そろそろ彼女できたかー?って」

B「いやーまだできてないね。俺は理想高いし」

A「せっかくイケメンなんだから彼女作れよー笑。それはそうと俺君はアイツの事忘れられそうか?」

俺「アイツ?誰のことだよ笑。俺はけっこう前から好きな人がいるってAとBは知ってるだろ」

C子「誰ー??笑」

A「アイツの次は知らねぇよ。入院先のナースか?笑」

俺「けっこうおばちゃんじゃん 笑」

俺の好きな人それはC子だ。C子を目の前にしてこんな事言えるわけない。以前AとBに相談したとき俺がC子になかなかアタックできないので、二人に早く告白しろ!って突っ込まれたな。しかしこんな居酒屋で告白するわけもないし、Aも空気の読めないやつめ。

そんなこんなで飲み会が終わった。もう夜の11時すぎでありAが明日早いとのことで俺達は解散した。

1人で帰っているとき、ふと疑問が頭に浮かんだ。母さんはなんで1度も見舞いに来なかったんだ?俺と母さんはだいぶ仲良いのにな。

俺が入院してバイトできないからパートで忙しいのか、また働かせてしまっていたら申し訳ないなと思っているうちに久しぶりに家についた。

俺「ただいまー」

俺が元気よく母さんのいる一階(俺の部屋は二階)の部屋に入ると母さんはテレビを見ていた。しかし俺の姿に気づくと母さんはひどく驚いて後退りした。というより少し怯えている?

俺「久しぶりだからってそんなに驚くことないだろ 笑」

母さん「もう大丈夫なの?」

俺「もう大丈夫!俺のせいでまたパートしてる?」

母さん「も、もちろんしてるわよ」

俺「ごめん!明日から働くしもう辞めていいからな!おやすみ」

そういうと母さんはきょとんとしていた。

そういって俺は自室に戻ってベッドに横になった。しかし俺はよく生きてたな、っていう実感が沸いてくる。うとうとしその日は眠りについた。


その夜中嫌な夢を見て目覚めてしまった。また眠ろうと目を瞑っていると違和感を感じた。

視線を感じる。どこからだ?

部屋のドアが少し空いている…薄目で見てみるとドアの隙間に、

目があった。

誰かが覗いている!?

その目はやけにニヤニヤしたような目をしていた。鼓動が速くなる。なんなんだいったい!?

もう一度、今度ははっきり目を開けて見てみる。

目は消えていた。

少し安堵したが、焦りながらも必死で考える。見間違い?まさか幽霊?

そんなこんな考えているうちに朝になった。いったいなんだったんだ?

朝になると恐怖感は消え、あれは夢だったということにした。それにしても嫌な夢だった。

携帯を見てみるとBからメールが来ていた。

「さっきからずっと誰かに見られている。怖い」

俺はすぐにBに電話してみる。三回コールが鳴った後、

B「もしもし」

俺「もしもし!大丈夫か?」

B「ああなんとか。目は朝になると消えていたんだ。俺の家は五階なのに窓に目があった」

俺「まじかよ…実は俺も昨日ドアの隙間から覗かれていた」

B「お前もか!まさかあの肝試しのせいなのか!?」

俺「ちょっとA達にも確認してみる、」

B「A達?あ、ああ頼むわ!」

俺はAとC子にメールを送ってみた。C子からの返信はすぐあり

「大丈夫、何もなかったよ」

そしてしばらくしてAからも何もなかったという返信が返ってきた。

俺とBだけなぜ?思い当たるふしを探したが何も分からなかった。


とりあえずまた今日からバイトが始まる。母さんを楽させなければならない。そういえば母の日がもうすぐだっけ。

俺「よしバイトに向かいますか」

原付きはあの日大破したか、新しい原付きをトラックの運転手の親族から弁償してもらっていた。原付きを走らせる。

やがて山のふもとを通るとき、山への入り口に髪がボサボサで白いワンピースを着た女が背中向きで立っていた。

人はめったに通らない場所であり少し疑問に思いながらもあまり気にせずバイトへ向かった。

俺「お疲れさまでーす」

夜になりバイトが終わった。母の日は何をあげようかな?と考えながら帰路につく。するとまた山のふもとに差し掛かった時、

まだいた。

白いワンピースの女がまたもやこちらに背を向けて立っていた。

少し俺は君が悪くなりながらもそこを通り抜け、もうすぐ曲がり角というところで、俺はコンタクトレンズが乾いてきたので原付きを一旦止める。

目薬をした後、少し前方に見えにくいが黒い点々としたものがある。なんだろうか?近づいて見てみる。

!!?

大量のまきびしみたいなトゲトゲした金属がばらまかれていた。

危なかった。あのまま目薬をせずに通っていたら曲がり角でクラッシュしていたかもしれない。

さすがにこれは悪質ないたずらなので警察に通報し、いつもとは違う道で家へと帰った。

家のガレージに到着した。家の玄関のポストを見てみると手紙が入っていた。差出人は不明。その場で手紙を開けてみる。

そこには赤い文字で、

「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね…」

俺「うわっ!!」

なんだこれは!?気持ち悪い…。

最後の方をよく見てみると、

「………………死ね死ね死ね死ね、オモイダシタ?」

と書いてあった。?思い出した?とは何の事だろうか。手紙が気持ち悪すぎて、すぐさまぐちゃぐちゃにして投げ捨てた。

家に入るとと母さんは薄暗い部屋でうなだれていた。

俺「母さんただいま!」

母さん「…」

俺「??母さんどうした?」

母さん「わっ!、何でもないのよ…」

母さんは何かに怯えているようだった。さっきの手紙のこともあり俺は母さんが誰かに嫌がらせされているのか?と思い強い口調で言った。

俺「何があったのかはっきり教えろ!」

母さん「ごごごめんなさい、ごめんなさいいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

母さんはぶるぶると震えている。

俺「い、いや怒ってないから何があったのか教えてほしい」

母さん「…えと実は、二時間前ぐらいにチャイムが鳴ってね。ドアスコープから覗いてみると、

白いワンピースを着た女が立っていたの。

とりあえずドアを開けるとその女はいなかった。

またしばらくしてチャイムが鳴って同じようにドアスコープを覗くとさっきの女が…!!」

俺「そ、それでどうなった?」

母さん「その後怖くなって部屋で怯えてると何度も何度もチャイムがなって俺君が家についた時にやっと止まった…」

白いワンピースを着た女とは俺が山のふもとで見た女の事だろう…。

俺も少し恐怖感が出てきた。退院後からなぜか嫌なことが続く。霊的なナニカなのか?俺が狙われている?

とりあえずAにでも相談してみようと、メールを送った。するとすぐ返信があり、

「心配なら俺にすぐ電話しろ! 実はBも同じ白いワンピースの女の事につけられていると相談された。お前ら気をつけろよ!」

え!?Bもなのか!

昨日の夜の事といい俺とBが狙われているのは確定的に感じてきた。しかし思い当たるふしが…まさか本当にあの肝試しのせいなのか?

ぐるぐると思い巡らしているうちに眠くなり寝てしまった。



②に続く
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コメント

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雑誌編集者歴12年のオッサンす。感想ですが、文章が稚拙で誤字も散見し、主人公その他の人物の行動が現実もしくは行動心理学の観点に即していないことも多く、リアル感に欠け伏線でつじつまを合わせるマンガ的なご都合主義的文章でした。そのため読み始めてすぐに創作だと解ってしまうし、恐怖も感じません。

ただ、構成はなかなか良くて、今後楽しみな投稿者さんです。文章は基本的に慣れですので、次は「こういう時、人はどういう行動をするのか」を念頭に書いてみてください。話の舞台設定なども、ある程度現実の土地に合わせてみるのもいいと思います。応援しています。

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